ベッドは60度まで(入院日記)

集中治療室に移ってしばらくすると親戚の夫婦が来た。
まずは急なことに時間をとってもらったことに礼をいう。

看護師さんが夕食をとっても良いといっていたので,
病院の1階にあるコンビニで握り飯2個とお茶を買ってきてもらった。

また携帯を使っても良いということだったので,
その間に仕事関係のあちこちにかけまくる。

こういうときはいつでもそうなのだろうが、
相手は驚いていた。
そして私の声が普段とそんなに変わらないことから,
「ほんとに?」という声から疑いを持たれていたようにも感じる。
特に午前中に一緒に仕事をした米子の同僚の驚きは半端ではなかった。

電話が一段落して,買ってきてもらった握り飯を1個食べる。
病院の食事は明日の昼からということなので,
1個を明日の朝食にすることにした。
風邪と相まって腹具合もちょっと悪かったので,
いつもより大分少ない。

その際看護師さんから,ベッドは60度まで起こして良いと言われた。
何故に60度? 
要はベッドの上に座ってはいけない,ということでもあったらしい。

ほとんど横になりながら親戚と話をしながら握り飯を食べ,
お茶で流し込む。

寝ることの他にすることはないので、消灯は9時だったが
早々に目をつぶる。

ふとベッドの左脇を見ると,
点滴が5つ下がっていた。
右には心電図のモニタ。
鼻に入れられているのが酸素吸入器であることは
あとになってわかった。

9時に看護師さんが部屋の電気を消しに来たが,
窓際の小さなものは残していかれた。

寝ようとするのだが,
普段は電気を全部消して寝る習慣なので,
なんか明るい。

それと,点滴につながっている機械がしょっちゅうピーピーと鳴る。
これもあとになってわかったのだが、
最近は点滴がきちんと落ちているか,
気泡ができていないか,などモニタをしている機械なのだ。
非常に敏感な機械で、
小さな気泡でも見つけるとピーピーと鳴るようにできているようだ。

おかげでなかなか寝つかれない。

おしっこの管がつながっているので,
トイレの心配はない。

そうこうするうちに、いつしか眠りについた。

(続く)

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