\(E=mc^2\)ではなく

ここしばらく気分が優れなかったので,今日はそれを変えるべく,
 フランク・ウィルチェック,物質のすべては光,早川書房,2009年
を読んでいる。

するとおもしろい記述にであった。
アインシュタインの有名な式 \(E=mc^2\) を変形して \(m=E/c^2\) とみると,
質量の起源がエネルギーにあることが見て取れる。
そしてさらにそこには光(\(c\))が関係する!

新しい発見のためには
「式と遊ぶんですよ」(ディラック)
だそうだ。

小平邦彦著,「幾何のおもしろさ」

今年は小平先生生誕100年だそうです。
それを記念して,表題の本が復刻されました。

長く絶版だった名著です。
持っておられない方は,ぜひ買い求め,読まれることをお勧めします。
岩波の本はすぐに絶版になってしまいますからね。

やはり超一流の先生の書かれたものは違う!

授業で紹介した本

シラバスにも書いたが,
微分積分学,線形代数学,解析幾何学についての知識は前提とする。
よって,それらに関する本は常に参照できるようにしておくこと。
それぞれの授業で購入した教科書で十分である。
しかし忘れていることも多いだろうから,思い出す,
あるいは改めて理解を深めるためにも,見る手間を惜しまないでほしい。

微分幾何学(曲線論,曲面論)についてはまずは教科書。
基本的にはこの1冊で,古典的なテーマについては十分である。 Continue reading