小平邦彦著,「幾何のおもしろさ」

今年は小平先生生誕100年だそうです。
それを記念して,表題の本が復刻されました。

長く絶版だった名著です。
持っておられない方は,ぜひ買い求め,読まれることをお勧めします。
岩波の本はすぐに絶版になってしまいますからね。

やはり超一流の先生の書かれたものは違う!

5 thoughts on “小平邦彦著,「幾何のおもしろさ」

  1. 先生がそこまで強調するのはただ事じゃないと思って買ってみた結果、個人的にかなりしっくりくる本でした^^(←なまじ者がコメントします、、汗)
    ユークリッド幾何学も捨てたものではない、という意味がわかってきているような気になっています(笑)
    これからまた(いつもだけど)勉強法を変えないとなぁ、と思います。

    • はやま さん,こんにちは。

      小平先生の本はヒルベルトの「幾何学基礎論」(ちくま学芸文庫に訳があります)を参考にされているようで,完全に数学書です。
      もちろん菊池大麓たちの教科書が数学書ではない,とはいえませんが,
      その厳密性においては比ではないと思います(その意味では「幾何への誘い」にある「数学としての平面幾何」を実践されているんですよね)。
      また,「この部分は証明しないけど認めておくよ」というように,
      どこの部分を端折ったのかきちんと,正直に書かれています。
      小平先生が偉大な学者であったことは誰もが認めるとは思いますが,
      私はこの部分を読んで,その気持ちを新たにしたものでした。

  2. こんにちは!貴重なお話を(いつも)ありがとうございます!非常に参考になります!
    私は菊池さん達の教科書(ぼちぼち意識していこうと思います)のことすら知っていない位知識が浅いです(^^;汗
    ですが、そうですね、先生のいう厳密性もコメントから垣間見れます。(ということがなまじ者からしてみたら非常に参考になります)
    話がそれますが、私は数学を勉強しはじめてから、何故だかわからないけど自然と言葉の意味とか深く考えるようになりました。で、そういう流れで日本の有名な古典を色々あさってみると読んでみるとこれがすごく論理的で本とどれもすごいって思えたことがありました^^数学を勉強することでここまで世界が広がるとは思ってもみませんでした。そういうことがあるからおもしろくてわくわくします.

  3. はやまさん,こんにちは。

    実にいいプロセスをたどっていらっしゃいますね!

    プラトンは彼が作ったアカデメイアという学園の門のところに,
    「幾何学を知らざるもの,中に入るべからず」
    と書いたそうです。
    授業中にこれを引きながら
    「超昔から入学試験に数学があったんだねぇ」
    と冗談を言うのですが,
    彼の真意は
    「幾何学を勉強していれば自然に論理的な議論や思考の方法を身につけているだろう。
    そういう人だけがここで学べるものがあるよ」
    と言うものだと思います(ここでは幾何学=数学と考えます)。
    一方,それを練習する場所として幾何学は最適である,
    とも彼は考えていたのではないかと推測しますし,
    私もそう感じます(菊池先生もそのように書いておられます)。

    そうして培ったものを普段の生活に生かしていく。
    そうすることで(精神的な)生活がより豊かになっていく。
    そんな効果を幾何学の勉強は産んでくれるように思います。

    もちろんそれ以上のものをプラトンは持っていたようですし,
    その哲学的な思想は,今も多くの自然科学者や数学者に大きな影響を与えていると感じられます。

    実にいいプロセスをたどっていらっしゃいますね!

  4. コメントありがとうございます!
    先生の言葉はいつも非常にわかりやすくて為になります。
    歴史的なこともわかりやすく説明していただいてうれしいです!
    (歴史を知っておくと覚えた事を忘れたとしても、記憶の断片から繋げて思い出しやすいですし)
    おっしゃる通りで今は「自然に身についていること」に確信が持てているので、
    それがこの勉強を続けていく理由です。
    この気持ちを加速して精進します!
    いつもありがとうございます。

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