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第二編円 定理8(p.39)

定理8
4つの直線D\({}_1\),D\({}_2\),D\({}_3\),D\({}_4\)を3つずつとって三角形を作り,これらの三角形に外接する円を考える。

  1.  4つの円は同一点Mで交わる。
  2.  中心O\({}_1\),O\({}_2\),O\({}_3\),O\({}_4\)および点Mは同一円周上にある。

第二編円 定理7(p.37)

定理7
三角形ABCと1つの直線が辺BC,CA,ABとそれぞれA\({}^\prime\),B\({}^\prime\),C\({}^\prime\)で交わるとするとき,

  1.  三角形AB\({}^\prime\)C\({}^\prime\),BC\({}^\prime\)A\({}^\prime\),CA\({}^\prime\)B\({}^\prime\)に外接する円は1点で交わる。
  2.  点A\({}^\prime\),B\({}^\prime\),C\({}^\prime\)は与えられた三角形の各辺における点Mの射影(斜射影あるいは正射影)である。
  3.  点M,A,B,Cは同一円周上にある。

第二編円 定理4(p.35)

定理4
1つの円上の1点Mからこの円に内接する三角形ABCの各辺BC,CA,ABにそれぞれ垂直である弦MP,MQ,MRを引き,新しい弦AP,BQ,CRを作れば,これらは互いに平行である。

逆に,弦AP,BQ,CRが平行かつその端点P,Q,Rから内接する三角形ABCの辺BC,CA,ABに垂線を下ろせば,これらの3つの垂線は円周上で交わる。

第二編円 定理3(p.33)

定理3
2つの円O,O\({}^\prime\)が交わるとき,1つの交点をAとする。
Aを通るO,O\({}^\prime\)の弦をBAB\({}^\prime\)とし,ABの長さがAB\({}^\prime\)の2倍であるとする。

  1.  この弦および中心間の距離は円の第二の交点Mから同じ角に見られる。
  2.  三角形BMB\({}^\prime\)に外接する円は,三角形OMO\({}^\prime\)に外接する円の上にある1点を中心として持つ。
  3.  B,B\({}^\prime\)における円O,O\({}^\prime\)の接線は円BMB\({}^\prime\)の上にある点Dで交わる。
  4.  点Dにおいて2つの円O,O\({}^\prime\)を含む角BDB\({}^\prime\)はこれらの円の交角に等しい。