中国武術の準備体操に「圧腿」というのがあります。
一種のストレッチですね。
太極拳をしていたとき,
通っていた教室では練功十八法の後に,
みっちりとやったものでした。
で,最初にやるのが「正圧腿」。
窓などにまっすぐ向かい,
足を上げて踵を窓のヘリなどに引っ掛けます。
上げた方の足も,軸足も膝が曲がらないように注意。
足首もしっかり曲げ,
可能なら上げた方の足の足先を両手で掴みます。
さらに可能なら掴んだ手の方に体を倒していきます。
そのとき腰が丸くならないように注意。
すると,ふくらはぎから膝裏,お尻の後ろが伸びてとても気持ちがいいんですね。
散歩の折など信号待ちをしているとき,
思わずガードレールに足をのせて正圧腿をしてしまうのは,
「病気」ともいえる条件反射(笑)かも。
で,教室に行かなくなってからこれをせず,
時々思い出したようにやってみると,
膝裏がどれくらい硬くなっているかよくわかったものでした。
チベット体操を始める前,
圧腿をすると必ず膝裏が硬くなっているのを「確かめた」ものでした。
それが昨日久しぶりにやってみると,
思った以上に伸びがあり,
固かった腰も気持ちのいいくらい伸びていました。
運動,といえるものはチベット体操しかしていませんから,
これの効果,と思うしかありません。
思わぬおまけに気を良くしました。