この本,かなり前(2014年)に購入したあと本棚の飾りになってた。
書いてあることがよくわからず,活字に目を晒すと眠くなってしまい,
読み続けることができなかったのだった。
それでもなにごとかを感じていたらしく,こんな記事を書いていた。
「謝明徳,タオ人間医学」
→http://www.math-konami.com/blog/?p=1497
それがほんの気まぐれから一昨日手にとって読み始めたところ一気読み。
今回は眠くなるどころか読めば読むほど目がさえる。
この5年間で少しだけ気功関係の知識と経験が深まったからだろう,
非常に面白く読んでいた。
内容は上の記事に書いたとおり,小周天について。
しかし章が進むに連れて同じ小周天でも徐々に複雑になり,高度になっていく。
それぞれのところにイメージの方法が順に書かれているのだが,
おもしろいことに,読みながらイメージしていったら,
なんとなく小周天が通ったような感触を得た。
しばらく前から1周くらいなら回すことができたのだが,
今回は何回も回せる。
さらにはちょっと丹田を意守するだけで廻り始めるし,
気がつくとほぼ自動的に回っていることもある。
これは驚き。
話は違うが,この4月六甲山YMCAであった
「潘厚成老師之採気功・丹田功」
という合宿に参加し,三丹採気法というのを学習した。
性に合って,それ以来毎日練功していた。
それも大きく関係すると思う。
実際,採気法のおかげで丹田を意守するだけでその部分が暖かく,
あるいは熱く感じるようになってきていたから。
そういった準備が整ったこともあってこの本に手が伸び,
一気読みできたのだと思う。
もちろん読んだだけでこの本に書かれていることをマスターしたわけではない。
しかしこの本を読んだこと,そのとば口のところができるようになっていたことから,次にこっちに進むといいよ,という示唆を受けたような気がした。
「弟子に準備ができた時、 師が現れる」
とはこのことをいうのだろう。