2度目の訪中は杭州へでした。
杭州は，その頃住んでいた市の友好都市で，
日中友好交流の一端として太極拳学習団が作られ，出かけたのでした。
人によって1週間，2週間の滞在計画で練習しました。
私はたまたま時間があったので2週間練習しました。
ついた翌日の朝，西湖を散歩しようと何人かで出かけました。
テレビでよく見かけるように，
中国の公園ではいろいろなグループが思い思いに体を動かしています。
ジャズダンスがあるかと思えば，
ジュリアナ東京(古いですね)を髣髴とさせるような扇を使った踊り。
踊り手は…，ま，いいでしょう。
さまざまな年齢の人が混ざっていました。
その中でもちろん太極拳をやっているグループもありました。
あまり近づくといけないので遠巻きに見ていましたが，
先生の動きがすばらしい。
年頃は50過ぎ。
60近い方のように見えましたが，鋼のようなしなやかな体と動きです。
ふと横を見ると，石畳に丸い円が描かれていて，
お年寄りがぶらぶらしておられました。
後で聞いたら，その人は推手の相手を待っているのだそうで，
他流試合をしている人なのだそうです。
朝食を済ませて9時過ぎ，練習会場へと向かい，
今回お世話になる先生とはじめてお目にかかりました。
(続く)