【思い出話】就 職

大学院進学を希望していた私でしたが,2回入試にすべり,
結局就職することになりました。

当時同級生の多くがコンピュータ関係の大手企業に就職していきましたが,
コンピュータに先のような印象を持った私はまったく違う分野にしたいと考え,
結局編集者として採用してもらえた理工系の出版社に入りました。

10数人規模の,出版社としては中くらいの大きさの会社でした。
出版物も電気や機械関係の高専や工学部で使ってもらうような
教科書,参考書のような類のものがほとんどでした。
ここならコンピュータは関係なさそうだし,
将来数学関係の本が出せるようなれば,面白いかもと思って入ったのでした。

そんなことを勝手にイメージしながら4月に出勤すると,社長から
「これからはパソコンの時代である。
君たち(この年私ともう一人が採用されていました)には,
ぜひパソコン関係の本を作ってもらいたい」
といわれました。

  「えー! それじゃ話が違う」
とはいえませんでした。
コンピュータに関係ない仕事とは,自分の勝手な思い込みだったわけですから。

ちょうど NEC の 8001 が出たころで,
先輩社員によると前の年にこの会社で出した BASIC の入門書がバカ売れし,
ボーナスが1回多く出たそうです(私が入ってからはそんなことはありませんでしたけど(T T))。

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